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顔認証は最も利便性が高い

顔認証の最大のメリットは、指紋認証のように専用のセンサーを搭載する必要がない点です。。通常のスマートフォンにある”インカメラ”さえあれば実装できます。さらに、指紋認証のように「センサーに指を当てる」必要があったり、虹彩認証のように「カメラの前で一定時間特定ポイントを凝視」する必要もありません。端末を手に目の前に持ってくるだけで自動的に認証が行われ、すぐに使い始めることが可能なのです。つまり使おうと操作画面を見ただけで認証が行われるので、これに勝る便利さはないのです。一方で、「カメラの前に写真をかざす」だけで認証が成功してしまい、セキュリティが意味をなさないケースもあります。そこで安全性を増すために、加速度センサーとインカメラを組み合わせて立体的な顔情報を登録しておき、実際の認証にあたっては「顔の前で端末を少し動かす」ことで立体物かどうかの判定を行い、写真のような解除手段を無効にしてしまうケースもあります。あるいは3Dカメラを搭載して、「顔の頂点情報」を基により安全に判定を行う技術もあります。3Dカメラを使う製品としては、スマートフォンではないものの、MicrosoftのSurface Proシリーズで採用され、Windows Helloという名称のバイオメトリクス認証に利用されています。Surface Proシリーズでは、赤外線と2種類以上のカメラを使って目の前の物体の深度(奥行き)を測り、立体情報を取得しているのです。この方式は判定が非常に早く、オフィスなどの屋内の暗い場所でも使えるメリットがあります。ただし赤外線を利用するため、光の強い場所と相性が悪く、屋外では判定に失敗することが多いのです。

Von , am 4. 7月 2017 um 0:00, keine Kommentare

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